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吸い玉療法(カッピング)

現代医学的視点から見た吸玉療法の作用

現代医学は、私たちの健康にたくさんの恩恵を与えてくれます。一方で、医療を受ける際には、薬の副作用など人体に対する負の影響も必ず考慮しなければなりません。

そんな中、薬剤に頼らず自然治癒力を高める「伝統医療」が改めて注目を集めています。

そのひとつが吸玉療法です。吸玉は、ガラスまたはプラスチックの球を皮膚に当てがって中を陰圧にし、皮膚を吸い上げる療法です。以下のように、様々な作用を持っています。

  • 吸玉療法の物理的作用
    吸玉は、毛細血管の拡張や、全身の循環を妨げる老廃物を体の表面に浮かび上がらせて排泄しやすくする事で、血液やリンパの巡りを良くする作用があります。また、様々な痛みや血流不全の原因となる皮フの癒着も改善します。
  • 吸玉の温熱作用
    吸玉で吸引することによって血流量が増加し、吸引箇所の温度が上がり、細胞への栄養供給が増加します。それによって体内の細胞の活性化や血管壁の強化が起こり、全身機能を調整と抵抗力の向上が期待できます。
  • 吸玉の解毒作用
    皮フの機能のひとつに、老廃物の排泄があります。私たちの皮フは、汗腺や皮脂腺を通じてわずかながら二酸化炭素などを外に出しています。吸玉で吸引することにより、その皮フからの排泄が促進され、新陳代謝が高まります。

吸玉を受けて起こる体内の反応

  • 吸い玉により内出血が起こる
  • 血管拡張、血流量UP、全身の循環の改善→→→→皮フの癒着の緩和→運動痛等の軽減
  • 全身に栄養が巡る
  • 新陳代謝の向上 (細胞が活性化、老廃物の排泄も早まる)
  • 不調、痛みの緩和 (今まで循環が悪く、血液や老廃物が停滞して痛みが出ていてものが、新陳代謝の向上により緩和される)
  • 細胞の調整、免疫力向上、冷えの改善

吸い玉の施術方法と施術後の反応

皮膚に直接吸い玉を当て、吸引ポンプで吸い玉の内部の空気を抜くことで皮膚を吸引します。

基本は腹部と背部へ施術をしていきます。(約30分)※症状によっては施術内容が異なる場合があります。

個人差はありますが、症状によってはアザができます。

  • ①鮮やかな紅色
  • ②黒みがかかった赤色
  • ③黒みがかかった紫色
  • ①は反応が弱く②、③になるにれて反応が強く、汚れた血液が表面化したといえます。

吸い玉の歴史

古代ギリシャ、中国から伝えられた民間療法で、日本では『日本書紀』にも記されているほど歴史があり、平安時代から明治維新にかけて広く普及していました。

吸い玉の原形は口で吸うこと

聖武天皇の后、光明皇后は、奈良時代に病人や飢えた人たちを救った方としてよく知られていますが、次のようなエピソードがあります。『ある日、全身ウミだらけの老人がやってきました。 あまりのものすごさに他の人々が尻ごみしているのに、光明皇后だけは恐れることなく、その病人に近づかれ、患部に口をつけてウミを吸い出されたのです。 そのウミを吸い終わったとたん、病人の身体から光が射し、神々しいお姿に・・・』病人は如来様の化身だったのでした。

吸い玉はヨーロッパ育ち

西欧では紀元前三千年頃ごろには、すでに行われていたいう記録があります。いわゆる近代的な西洋医学のはじまる二百年前ほど前まで、 やく五千年間にわたって医療の主流を占めていたのが吸い玉療法です。もっとも盛んだったのがフランスと言われていますが、イギリス でも広く用いられていました。そして、中国では紀元前百年ごろから吸い玉療法が行われ、鍼や灸とともに、吸い玉は優れた療法として素晴らしい発展をとげました。

こんな方へおすすめ

  • 肩こり
  • 頚こり
  • 慢性腰痛
  • ぎっくり腰
  • 膝や肘の痛み・関節痛リウマチ
  • 胃腸の疾患
  • 頭痛
  • 偏頭痛
  • めまい
  • 冷え性
  • むくみ
  • 月経痛

効果・効能

  • 血液をきれいにする
  • 血行を良くする
  • 血管をはじめ組織を強化する
  • 動脈硬化の予防
  • コレステロールを洗い流す
  • 内臓の働きを良くする
  • 便秘改善
  • 皮膚の若さを保つ
  • 関節の働きを円滑にする
  • 神経を正常に調整する
  • 有害成分を追い出す
  • 現代人のストレス解消
  • ぜい肉を取り除きシェイプアップ

施術後は・・・

  • 吸い玉の跡は1 〜2週間で消えます
  • 水疱ができる場合がございますが、その時は強くこすらないようにしてください
  • 慢性腰痛
  • お酒や激しい運動はお控えください
  • 長風呂は控えてください

こんな場合は施術ができません

  • 妊娠中の場合
  • 早急に外科手術が必要な場合
  • 弁膜症など心臓や血管か正常ではない場合
  • 急性伝染病や熱性病
  • 強度の貧血がある場合
  • 体が衰弱している場合
  • 食後や激しい運動の直後

料金と所要時間

セラピスト 院長
30分 税込¥4,400 税込¥7,150
60分 税込¥8,800 税込¥14,300

*初回は初診料:税込¥1,650と、問診のお時間が15~30分かかります

通院ペース

症状によりますが、3回~6回(症状消失後は1~2か月に一回のメンテナンスを推奨) 回を重ねるごとに、濃い色は出なくなってきます。